毎日の睡眠がダイエットに影響する理由とは
「ダイエットをしているのに、なかなか体重が落ちない」と悩んでいる方も少なくありません。しかし、体重が落ちない原因は寝不足にあるかもしれません。睡眠とダイエットは関係がなさそうに思われがちですが、実は超重要なのです。この記事を読めば、睡眠の質を上げる方法が理解でき、ダイエットの手助けになるので、ぜひ参考にしてください。
人間にとって睡眠は必要不可欠
夜に寝て朝に起きるというのは、人間の生活において当たり前の習慣です。当たり前に行っているものですが、実は健康面でもダイエットにおいても睡眠は必要不可欠なものなのです。なぜ、人間にとって必要なのかについて下記で解説しますので、ご覧ください。
睡眠不足で仕事効率が低下する
睡眠不足は、身体が疲れやすくなったり、集中力や注意力の低下、イライラするなど、身体や心の健康にさまざまな影響を及ぼします。忙しい現代人は睡眠時間を削りがちですが、仕事効率をあげるためにもしっかり睡眠をとることが大切です。他にも、うつや糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病を引き起こす原因となることもあります。
睡眠不足は肥満になる
睡眠不足が原因で食欲増進し、肥満になる可能性もあります。夜中に起きているとお腹が空いているわけではないけど、お菓子などを食べてしまった経験はありませんか?まさにそれが、睡眠不足から来る食欲増進です。また、人は寝ている間も体のエネルギーを消費していますが、睡眠時間が短いと消費しきれないものが増えてきます。消費しきれなかったものが蓄積されれば、自分の身となり肥満の原因になるのです。肥満になれば、動脈硬化や心臓病、脳卒中を発症するリスクも高まりますよね。つまり、睡眠不足は健康面においてもとても重要というわけです。
必要な睡眠時間は1日7時間
成人の平均睡眠時間は1日に7時間と言われているので、起きる時間を逆算して7時間は寝るようにしましょう。ちなみに、寝だめや寝すぎも健康面で悪影響を及ぼす可能性があるので、適度な睡眠時間を守ってください。
睡眠がダイエットにもたらす効果
睡眠は人間にとって重要だという事が理解できたと思いますが、ダイエットにおいても超重要です。とはいえ、ただ寝れば良いという訳ではありません。良質な眠りが大切なのです。以下では良質な睡眠ができればどのような効果があるのかについて紹介しますので、参考にしてください。
質のいい睡眠はランニング40分と同じ効果がある
良質な睡眠ができれば、40分間のランニングをしているのと同じ効果があるのです。実は、人は睡眠中でもカロリーを消費しています。寝ているだけで、カロリーを消費してくれるのはダイエットをしている身からすれば、嬉しいことですよね。そもそも、良質な睡眠とは「寝つきが良い・ぐっすり寝れる・寝起きが良い」の3点が揃っていることです。以下の項で、睡眠の質を上げる方法を紹介していますので、参考にしてください。
充分な睡眠は食欲を抑制してくれる
睡眠不足は食欲増進をしてしまうと上述しましたが、充分な睡眠時間を取れていれば食欲を抑制してくれます。なぜなら睡眠中には「レプチン」が分泌されているからです。レプチンとは、食欲を抑制してくれるホルモンの一つで、満腹中枢を刺激して満腹を感じさせてくれる成分です。寝ている間にレプチンを増加させ、日中の食べすぎを防ぐと食べすぎ防止に繋がります。
成長ホルモンは大人にも重要
ダイエットの鍵は「成長ホルモン」です。成長ホルモンというと子供の成長に欠かせないものというイメージですが、実は大人にとってもとても重要です。なぜなら成長ホルモンは、美容や健康に欠かせないからです。日中ダメージを受けた細胞の修復・再生など肌のターンオーバーの正常化を促してくれます。つまり、アンチエイジングには睡眠が必要不可欠というわけです。
睡眠の質をあげる方法
良質な睡眠ができれば、ダイエットだけでなく美容や健康面にもいい影響をもたらしてくれるというのが理解できたと思います。そこで下記では、睡眠の質をあげる方法を紹介します。ちょっとしたことを習慣にすればいいだけですので、ぜひ今晩から取り入れてみてください。
ストレッチ
寝る前のストレッチは、身体がほぐれリラックス効果があります。デスクワークなどで肩や首が凝り血流が悪くなっている人も多いので、ストレッチで流れを良くしましょう。そうすれば、身体も温まるので布団に入ってぐっすりと眠りにつくことができます。
寝る1時間前にお風呂に入る
入浴はシャワーのみで済ます人も多いですが、湯船に浸かるのはリラックス効果があるのでおすすめです。湯船にゆっくりと浸かり温まった身体は約1時間後には体温が下がってきて、眠りやすくなります。
睡眠時間は7時間
質のいい睡眠をするには、7時間睡眠が最も適切です。理想は22時就寝、5時起床ですが、仕事の関係で難しい人も多いと思うので、なるべく7時間睡眠を心がけましょう。また、就寝直後3時間は目覚めないようにしてください。就寝直後は多くのホルモンが分泌されます。自律神経のバランスが整うので疲れが取れ、リラックス効果がありますよ。
寝る前に温かい飲み物を飲む
寒くなると就寝前に身体が冷えてしまう場合があるのではないでしょうか。冷えた体のまま寝ると、寝つきが悪くなるので睡眠の質が下がってしまいます。なので、寝る前に温かいものを飲んで、身体を温めてから寝ればぐっすりと眠れるのです。
スマホは見ない
寝る前にスマホを見て寝る人が多いですが、見ないようにしましょう。スマホ同様、ゲームやTVも見ない方が良いです。なぜなら、スマホ画面にはブルーライトが搭載されているからです。ブルーライトを浴びると脳が覚醒され、就寝後も脳が活発に動いてしまうからです。脳が活発になれば、当然ですが質のいい睡眠はできなくなります。スマホを見る場合は、就寝1~2時間前までにしましょう。
カフェインは飲まない
目が覚める原因となるカフェインも、飲まないようにしましょう。カフェインはコーヒーや紅茶だけでなく、緑茶やウーロン茶にも含まれています。寝る前に温かい飲み物を飲むのをおすすめしましたが、ノンカフェインの飲み物を飲むようにしましょう。
日中に運動を取り入れる
良質な睡眠をするために、日中に運動を取り入れるのもおすすめです。夜にハードな運動をすれば交感神経が活性化され、目が覚めてしまうので良質な睡眠ができません。なので、ハードな運動は日中にしましょう。ジムなどを利用すれば、夜には疲労感を得られるので、自然と眠気が襲います。そのタイミングで寝れば、良質な睡眠がとれるという訳です。
今回は、睡眠がダイエットに関係することや、睡眠の質を上げる方法について解説しました。忙しい人はつい睡眠時間を削ってしまいがちですが、睡眠は健康面においてもかなり重要なものです。眠りが浅い方や夜中に何度も起きてしまって体重が思うように落ちない方は、ぜひ睡眠の質を上げてダイエットを成功させましょう。